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②第2問帳簿記入
第2問(~10分)
第2問では「補助簿の記入」や「補助簿の選択」問題の
出題が多く、次に「勘定記入」、「仕訳問題」の順で出題されています。
「補助簿記入」
「補助簿記入」では、
「商品有高帳」、
「売掛金・買掛金元帳」、
「受取・支払手形記入帳」、
「現金出納帳」、
「小口現金出納帳」、
「当座預金出納帳」、
が考えられます。
中でも「商品有高帳」の問題はよく出題されます。
売上時の「先入先出法」(FIFO)、「後入先出法」(LIFO)*の
記入ができるようにしておきましょう。
*FIFOとLIFOのちょっと知っとく?話
また、ここでよく見られる引っ掛けに、「売上の値引」きがあります。
売上値引きは商品の仕入値には関係がないので、
商品有高帳への記入はありませんので注意が必要です。
「商品有高帳」と一緒に売上利益を聞かれる可能性がありますので、
この計算もできるようにしておくとよいでしょう。
他の補助簿の作成問題も一通りできるようにしておきましょう。
この場合、各補助簿の締め切り方もきちんと練習しておきましょう。
「勘定記入」については、出題された取引をもとに補助簿を完成させますが、
左右の金額を一致させることと、解答用紙に記入されている
他の補助簿名など、ヒントが隠れている場合がありますので、
忘れずチェックするようにしてください。
「仕訳問題」
「仕訳問題」では、訂正仕訳や決算振替仕訳に慣れておくとよいでしょう。
「訂正仕訳」では計上すべき勘定科目の誤り、貸借反対、
金額の誤りなどのパターンが考えられますが、
すべて正しい仕訳ができることが前提となりますので、
自分で正しい仕訳を切る練習をしておきましょう。
第2問帳簿記入記事一覧
先入先出法(FIFO)と後入先出法(LIFO)の話
商品の仕入れ時の記入方法には、元々先入先出法しかなかったのですが、物価が急激に高くなると、商品を売った後で、同じ商品を仕入れる場合の費用が増えます。先に売った商品の原価をもとに、儲けに対して税金を支払ってしまうと、次の仕入をすることが苦しくなってしまいます。このため、西洋では、帳簿を公開用のもの(会...
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